作物によっては早くもハウスの雪はねですか・・・・。
少しずつ春が近づいていますね。


琉球新報「金口木舌」より転載  2015年2月12日

住民投票で決めること
 小中学校にエアコンが必要か否かが住民投票で争われる。埼玉県所沢市の話だ。航空自衛隊入間基地に近い市は「夏場はうるさくて勉強に集中できない」という声を受け、学校のエアコン設置を計画した
▼しかし新しい市長が取りやめた。「福島の原発事故後は節電に努めるべきだ」と主張。加えて市負担分だけで約30億円かかると訴える
▼米軍普天間飛行場の周辺で取材をした身としては、軍用機のうるささは身に染みて分かる。しかしながら節電の必要性にも一理あるとは思う。いずれにしろ15日の投票で市民の意思が示される
▼住民投票という言葉をよく聞く。暮らしに密着した課題を住民による「直接民主主義」で決めたいという思いからか。東京都小平市では道路建設の是非を問うたし、大阪は都構想を諮る
▼沖縄では国策に対する意思が示されてきた。1996年の県民投票では89%が基地の縮小に賛成した。97年の名護市民投票は普天間飛行場の移設反対が過半数を占めた。だが民意は国策に反映されなかった。だからこそ普天間問題は20年近く経ても解決しないのだろう
▼今月また、国策に対する住民投票が与那国町である。陸上自衛隊の配備の賛否を問うものだ。住民投票に法的な拘束力はない。が、国策を進める側に民意をくみ上げる努力が必要なことは言うまでもない。


一人言:原発で失ったお金があれば軽く1000年以上ははエアコンを使えたのにね。