雑草でもきれいに見えるときもあります。
どこか良いところがあるんですね。

今は止んでいますが雨が降ったんですね・・・。

東奥日報 「天地人」より転載  2015年6月29日(月)
 ▼こみ上げた怒りが一向に収まらない。自民党若手議員の勉強会で報道機関を威圧する発言が相次いだ問題だ。波紋の大きさに慌てたのか、自民党は勉強会代表の党青年局長を更迭するなどの処分を決めたが、事の重大さを真摯(しんし)に受け止めているのか甚だ疑問だ。
 ▼勉強会での一連の発言に関し、谷垣禎一・自民幹事長はきのうのテレビ番組で謝罪した。「発言は軽率」「誤解を招いた」などと弁明した。処分を受けた議員らも「誤解を招く結果となった」と釈明していた。
 ▼誤解とは意味を取り違えることだ。「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番」。こうした発言に思い違いの余地はなく、本心を明かしたにすぎない。そもそも「懲らしめる」と平然と言ってのける不遜な態度が気に触る。
 ▼「沖縄の二つの新聞はつぶさなあかん」と言い放った講師の百田尚樹氏に至っては、開いた口が塞(ふさ)がらない。「冗談。一種の軽口」との弁解も空々しく感じていたが、きのうの講演では「今は本気でつぶれたらいいと思う」と発言したという。
 ▼沖縄戦の戦没者を追悼した「慰霊の日」から1週間足らずである。沖縄の2紙は平和と非戦を希求する沖縄県民の思いを映し出す鏡のような存在だ。表現の自由を最も尊重すべき作家の身でありながら、言論封殺にも等しい言葉を発するとは虚(むな)しくなる。