道路際の雑草の中に生えていました。今の時期、彩りを添えてくれる花の一つです。どうしてこんな花が進化を遂げてきたんでしょうね。


伊勢新聞「大願小願」2015年9月27日(日) 
▼新国立競技場問題で、河野一郎・日本スポーツ振興センター(JSC)理事長が辞意を表明し、下村博文文部科学相は辞任を申し入れ、安倍晋三首相の要請で十月の内閣改造での交代となる。同問題を検証した第三者委員会の意図通りに進んでいる気がする

▼よくできた報告だ。報告書と委員長会見を合わせたのが報告の全体が、である。報告書で「個別の関係者に責任を求めることは適切ではない」とした上で「適切な組織体制を整備することができなかったJSC、ひいてはその組織の長」と「文部科学省の組織の長」に責任の所在を求め、会見では「結果責任と個人の責任」の別に言及する

▼森喜朗元首相らの有識者会議について、会見では「有害無益」と断じながら、報告書の方は「集団的意思決定システムの弊害」として組織上の問題にとどめ「責任の所在」では触れない。使い分けが見事だ

▼報告書は関係者が真摯(しんし)に仕事し、期日までの完成にめどをつけたことを評価する。白紙撤回はコストの問題で「国民の支持を得られなくなったから」。一度承認しながら急きょ白紙に転じた安倍首相の事情については、むろん踏み込みはしない

▼五輪の最終責任は「私」と言ったのは首相。首相の後見人を自任するのが森元首相。首相を補佐し実質誘致に導いたなどと公言する。誰も逆らえる環境にはない

▼ある意味で虎の威を借るキツネと言えなくもない。そうした存在が行政をいかに腐敗させるかを私たちは最近も見た。全てがあいまいの中で起こり、巧みに核心を避けて鎮まっていく。まことに日本的景色ではある。