2014年07月
積乱雲に夕日が当たってきれいだったですね。
モクモクと変化して盛り上がっていく様は壮観です。陽は沈んでいくんですが雲が高いのでぽっかりと・・・。
[京都新聞 凡語 2014年07月23日掲載]より転載
夏休みに、子どもに戦争と平和を考えさせる良い方法はないか。知り合いの京都市内の学童保育指導員に問われ「アニメを見せては」と安易に答えてしまった▼東京大空襲を体験した家族の物語「ガラスのうさぎ」、撃沈された学童疎開船の「対馬丸・さよなら沖縄」、野坂昭如の小説を映画化した「火垂るの墓」など名作が浮かぶ。ただ、生々しい描写は園児や低学年児童には刺激が強い▼影絵アニメ「煙突屋ペロー」を思いついた。満州事変(1931年)の前年、同志社大生らが手作りした21分の無声映画で、約30年前に元同人宅でフィルムが見つかった。京都映画センターで借りられ、ビデオを所有する自治体もある▼ハトを助けたペローはお礼に兵隊が出る魔法の卵をもらう。これで祖国を戦争に勝たせたペローは英雄になるが、帰郷の列車から悲惨な戦場や荒れた街、難民を見て「戦争なんか消えてなくなれ」と卵を投げつける▼残っていたフィルムは軍部の検閲でカットされ、列車以降の部分はなかった。元同人たちの記憶を頼りに復元され、音声の語りも付いた▼コンピューターを使った現代アニメにはない味わいと温かさがあり、物語も分かりやすい。作品の背景にある「時代の不安」が再び現実に感じられる今だからこそ、親子で見てほしい。
生々しい描写は刺激が強いが本当はそれが戦争の実態です。難しいですね。
庭の花たちが喜んでいます。毎日灌水はするんですが雨には叶いません。万遍なくまいてくれますから撒き忘れがありません。
雨が降らなければ砂漠のようになってしまいますし、雨が多いと熱帯林のようになります。まぁ、それなりにバランスの良い所に住んでいると感謝しています。