ああ~外は今・・どうなっている

永い間応援して頂いた深ナビも運用方法が変わりブログの掲載先もこちらに変更になりました。今まで同様に深川の今をお伝えできればと思っています。年とともに行動範囲が狭くなってきていますので今後は気ままに発信したいと思います。

2015年03月

再びアトリ

まだまだ荒天は続くようです。
久しぶりの雪はねはきついですね。吹き込んで山のように溜まっているところもあって難儀しましたが、これで又、春へと歩を進めます。


高知新聞「小社会」より転載  2015年03月12日
 〈世界は一つの舞台。男も女も役者であり、生涯にいろんな役を演じ分けている〉。シェークスピア「お気に召すまま」の名せりふだ。現実には皆が皆、うそで固めた人生を送るわけではないものの、逆に正直一筋に生きるのも難しい。

 だからというのではないが、何とも言えぬ違和感がある。政府が閣議決定したマイナンバー法の改正案。マイナンバーは国が年金や納税の情報を一元管理するため、国民一人一人に割り振る番号で制度開始は来年1月。

 これを早くも改正し、2018年から個人の預金口座の情報も管理できるようにする。国民の資産を正確に把握することで税金をもっと公平に徴収したり、生活保護費の不正受給や脱税を防いだりする狙いがある。

 後ろめたいことがないのであれば、正直に「懐具合」を公開したところで何の不都合があろう。社会保障の充実のためでもある。そう言われると反論しづらい。マイナンバーが広がれば役所での手続きが簡単になる恩恵もある。

 それでも嫌な感じは募る。便利さと引き換えに、際限のない監視を認めることはできない。マイナンバー法自体、個人情報の流出や番号盗用への不安が根強くある。国会での吟味が必要だ。

  とりあえず国会議員に先行適用するというのはいかがか。後を絶たない政治とカネの問題は、「うそで固めた」ように国民には映る。まず把握しなければならないのは政治家の懐である。

大荒れ~

台風級の低気圧の影響が深川にもやってきました。他の地域の天候は人ごとのように聞いて居ましたが今日は実感しました。吹きさらしの道路は大きな吹きだまりが出来ていました。

新潟日報【日報抄】より転載 2015/03/11

 来日したドイツのメルケル首相は一昨日、福島原発の事故について、高い技術を持つ日本でも予期しない事故が起こりうると分かったから自国の「脱原発」を決めたと述べた

▼一方、安倍晋三首相は「国民に低廉で安定的なエネルギーを供給する責任を果たさなければならない」として、原発再稼働の方針を崩さない。それぞれの言葉を福島県の人々はどう受け止めただろう

▼きょう11日、東日本大震災から4年を迎えた。福島県民のうち、約12万人がふるさとを離れて暮らす。新潟県内への避難者は約4千人である。「低廉で安定的な」電気をもたらすはずだった原発は、人々に不安定な日々をもたらした

▼岩手、宮城、福島の3県のうち、福島県だけが震災で亡くなった人より震災関連死が多い。その数は、今月4日現在1867人である。離ればなれになった家族、家計のやりくり、心ない中傷。数々のストレスで身も心も限界近くに追い込まれている人が少なくない

▼福島県大熊町の歌人、故・佐藤祐禎(ゆうてい)さんは歌集「青白き光」のあとがきで原発誘致について「深く悔恨とするところがある」と書いた。「全く無知だったが故に、特に遅れている地方故に、経済効果という言葉に踊らされて両手を挙げて賛成した経緯があった」とも

▼やがて負の側面が見えてくる。疑念や憤りを詠み続け、2004年に歌集を出版した。事故を予見していたのかと言われた一首をあらためて。〈いつ爆(は)ぜむ青白き光を深く秘め原子炉六基の白亜、列(つら)なる〉

今時の景色

なかなか固雪にならなくて寂しいです。それでも自由に歩ける季節が間近です。農家の仕事も少しずつ始まってきましたね。


京都新聞[凡語]より転載

原発の保証人
 福島第1原発事故から4年になろうとしている。汚染水の流出は続き、メルトダウンした核燃料の状態はいまだに分かっていない▼事故が収束したといえない状況で、原発が再稼働しようとしている。経済効果への期待もあるが、疑問もある▼環境経済学が専門の大島堅一立命館大教授の試算によると、福島原発の事故処理費用は約11兆円。国は国債を発行して東京電力を支えているが、試算には廃棄物の最終処分施設などは含まず、費用がどこまで膨らむのかは分からないという▼原発の巨大なリスクの全てを民間が保険で負うことはできない。電力会社の積み立てにも限界があり、国が原発の保証人役を請け負うことになる。原発の発電コストが低くなるからくりの一つだと大島教授は指摘する▼原発事故被害者への賠償について定めた「原子力損害賠償法」の見直しも始まった。政府は電力会社の責任範囲や賠償額に上限を設ける考えという。被害者への賠償は値切らないでほしいが、国費の投入で国民負担が増えるのもおかしい▼再稼働を目指す高浜原発は、40年を超える運転も1、2号機で計画されている。中年層は自動車事故の発生率が比較的低いので保険料を安くするとPRするテレビCMが流れている。原発は、年をとって良かったとはいえない。
[京都新聞 2015年03月08日掲載]

一人言:最終的に国民の負担となって引きずるだけ。あれだけの原発事故で誰一人として責任を取っていないのが問題だ。

ゆっくりとした歩み

早くに緩み始めていたネコヤナギも寒暖を繰り返して未だに最盛期の感が見て取れます。雪の量の割には思ったより雪融けが遅い様な気もしていますが・・・。

アトリ

夕方きれいな月が出て居ましたね。
満月じゃなかったけど・・・。

気がついたら3月に入ってしまって居ました。
早いですね。

京都新聞「凡語」より掲載 2015年03月04日
首相の品格
 品格がブームになったのは、10年ほど前か。数学者・藤原正彦さんの著書「国家の品格」が火付け役で、会社や女性やら「ハケンの品格」というのもあった▼気高さや品位となれば歴代首相みんなが備えていたわけではないが、少なくとも今国会での安倍晋三首相に品位があったとは言い難い。前農相の政治資金を追及する民主党議員に首相席からやじを飛ばした。それも事実誤認の▼首相や閣僚が出席するのは質問に答えるためのはずだが、これでは政府を監視する権利を妨げているとしか見えない。衆院予算委員長がたしなめたのは異例の事態ゆえだろう▼今は「知らなかった」がブーム。国の補助金の交付決定を受けた企業や団体は1年間、政治献金が禁じられている。だが、献金が発覚した閣僚は一様に交付決定を「知らなかった」▼知らなければ違法性はない、としてきた安倍首相に飛び火したが、知らなかったで済ますつもりか。疑惑浮上の民主の岡田克也代表ともども説明責任を果たさなくてはならない▼1強多弱のおごりか、首相には批判を許さぬとでも言いたげな姿勢が目立つ。普天間で揺れる沖縄への対応ぶりが象徴的だ。やじも品位で済む問題ではないとの指摘がある。首相に必要なのは、相いれない意見にも耳を傾ける謙虚さではないか。

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